Otter.aiレビュー2026: 料金、制限、そして向き不向き
音声と文字にまつわる検索語のほとんどで、Otter.aiは1ページ目に出てきます。つまり、Otterがやらないことを探していた人が大量に流れ着いているということです。
私たちはMac用の音声入力アプリWavenoteを作っています。Otterは意味のある競合ではありません。この記事にできる一番役に立つことは、あなたが探していたのがどちらなのかをはっきりさせることです。
先に結論です。 Otterは会議を録音し、話者ラベル、要約、アクションアイテムのついた検索できる記録を、チームで共有できる形で残します。複数人で話した内容の記録が欲しいならOtterが答えです。タイピングの代わりに話したいだけなら、これは違う製品で、どのプランに上げても解決しません。
Otterは会議サービスであって、音声入力アプリではありません
この2つは同じ棚に並べられがちなので、区別しておく価値があります。
音声入力はキーボードの代わりです。キーを押して話すと、いま書いている書類に言葉が入ります。録音は残らず、保存もされず、その場に他の人はいません。
Otterは場そのものを記録します。カレンダーの招待にボットが参加するか、MacやWindowsのデスクトップアプリ、Chrome拡張からボットなしで録音します。話者を分け、要約を書き、アクションアイテムを抜き出し、同僚があとから検索できるワークスペースに保管します。Web、Mac、Windows、iOS、Android、Chromeで動きます。

この蓄積が製品の中身で、しかもチームで共有できる蓄積です。Otterは使い続けるほど価値が上がります。全員が検索できる履歴は、個々の書き起こし1件よりも価値があるからです。Wavenoteにもノートは溜まりますが、それは1台のMacの中のファイルで、音声入力のほうは文字を入れたらあったことを忘れます。
2026年の料金
4つのプランがあり、いずれもユーザー単位の料金です。
Basicは無料です。月300分の文字起こし、1回の会議は30分まで、ファイルの取り込みはアカウントの生涯で3件までです。Zoom、Teams、Google Meetでのリアルタイム文字起こしと話者識別が含まれます。

Proは月$16.99、年払いなら月あたり$8.33です。月1,200分のアプリ内録音、月10件のファイル取り込み、1回の会議は90分まで、チーム語彙、Salesforce・HubSpot・Zapierとの連携がつきます。
Businessは月$30、年払いなら月あたり$19.99です。会議数は無制限、同時3セッション、1回の会議は4時間まで、カスタムワークフローと管理者向けの分析がつきます。
Enterpriseは見積もりで、SSOとSCIM、APIアクセス、HIPAA対応の選択肢、専任の担当者がつきます。
無料プランは2回読む価値があります。ファイル取り込みは月3件ではなく合計3件で、1回の会議は30分が上限です。実用のプランというより、動きを見るためのものです。分単位の原価がかかるサービスとしては、妥当な線引きだと思います。
Otter.aiがWavenoteより優れている点
自分の領域のことは全部です、というのが正直な書き方になります。
会議に参加します。 カレンダー連携と、席にいなくても代わりに出るボット。Wavenoteは自分のMacの中から録るだけで、カレンダーへのアクセスもボットもありません。自分が出ていない通話は、そもそも聞いていないということです。

話者を分けます。 誰が何を言ったかにラベルを付け、そのラベルをワークスペース全体で一貫させます。Wavenoteはマイクの音とMacが鳴らしている音を別々に録るので、自分とそれ以外は分かれますが、声に名前が付くことはありません。
検索できる記録が残ります。 何か月分もの会話を、語句でも話者でも検索でき、チームで共有できます。Wavenoteのノートは1台のMacの中のファイルで、検索できるのは自分だけです。同僚が3月の発言を探す必要が出るまでは、それは利点です。

情報システム部門に出せる答えがあります。 SSO、SCIM、管理者向けの制御、HIPAA対応の選択肢、組織単位の書き出し制限。Wavenoteに法人向けプランはなく、購買部門に出せるものもありません。

| Otter.ai | Wavenote | |
|---|---|---|
| 何のための道具か | 会議の記録 | 声で文字を打つこと |
| 通話への参加 | あり (ボットあり・なし) | 参加せずに録音 |
| 話者ラベル | あり | 自分とそれ以外 |
| 検索できる記録 | あり、チームで共有 | あり、Macの中のファイル |
| どのアプリにも文字を入力 | なし | あり |
| 録音が端末の外に出るか | 出ます | 出ません |
| アカウント | 必要 | 不要 |
| 対応環境 | Web、Mac、Windows、iOS、Android、Chrome | Apple Silicon搭載のmacOS |
| 試用 | 月300分、ファイル取り込みは合計3件 | 48時間、カード不要 |
| 有料 | 月$16.99、年払いで月$8.33 | 月$4.90、年$49 |
| 法人向け、SSO、HIPAA | あり | なし |
Wavenoteが置かれている場所
WavenoteはApple Silicon搭載Macのメニューバーで動くアプリです。修飾キーを押しながら話して離すと、最前面のアプリに文字が入ります。ブラウザでも、エディタでも、Slackでも同じです。
英語とその他の欧州系17言語はParakeetをNeural Engine上で処理します。日本語は日本語専用のParakeetモデル、中国語と韓国語はAppleのSpeechAnalyzerです。合計22言語、すべて端末内で動き、音声入力はネットワーク通信を一切行いません。これは文章での約束ではなく、CIで検査しています。
音声入力とファイルの文字起こしは買い切り$4.90に含まれ、SRT・VTT・Markdownの書き出しも含まれます。会議も、通話に何も参加させずにマイクとMacの音の両方から録れます。有料になるのはその上に乗る部分で、書き換え、会議の要約、ノートへの質問が月$4.90、年$49でお持ちの機器すべてにです。アカウントがないので、開示請求や監査、削除の対象になる音声がサーバーに残ることもありません。アプリ本体は10.9 MBですが、音声モデルは約540MBの別ダウンロードです。
医療、法律、行政の現場では、この最後の点が話のすべてになることがあります。問われているのは事業者が録音をどれだけ厳重に守るかではなく、そもそも録音が事業者に届くかどうかだからです。Otterは認証と管理機能でこれに答えます。音声を預からなければ成立しないサービスとしては、それが正しい答え方です。Wavenoteは何も送らないことで答えます。
WavenoteとOtter.aiの比較では項目を1行ずつ並べています。Otterが自分の土俵で勝っている行がほとんどです。
こんな人にはOtter.ai
- 他の人も参加した会議の記録が必要
- 誰が何を言ったかを残したい
- 数か月前の会話をチームで検索したい
- 議事録をSalesforceやJira、Slackへ自動で流したい
- SSO、管理者機能、HIPAAの話が必要
こんな人にはWavenote
- 記録ではなく、速く書くことが目的
- Apple Siliconを使っていて、モデルを自分のMacの中に置きたい
- 録音を第三者に送ること自体ができない
- アカウントもボットもカレンダー連携も持ち込みたくない
- ときどきファイルを文字にして、字幕を有料プランなしで書き出したい
よくある質問
Otter.aiは無料で使えますか
無料のBasicプランがあります。月300分の文字起こし、1回の会議は30分まで、ファイルの取り込みはアカウントの生涯で3件までです。Proは月$16.99、年払いなら月あたり$8.33です。
Otter.aiで他のアプリに音声入力できますか
音声入力アプリのようには使えません。Otterは録音や会話を自分のワークスペースの中で文字にします。いま操作しているアプリのカーソル位置に文字を入れる機能ではありません。
Otter.aiはオフラインで使えますか
使えません。ホスティング型のサービスなので、録音も文字起こしも記録の保管もOtter側の設備で行われ、接続が必要です。
Macで使えるOtter.aiのプライベートな代わりはありますか
会議の記録が必要なら、代わりになるのは音声入力アプリではなく別の会議ツールです、というのが正直な答えです。本当にやりたかったのがタイピングをやめることなら、端末内で動く音声入力アプリで足りますし、Macから何も出ていきません。
どちらにするか迷っている場合は、WavenoteとOtter.aiの比較ページで項目ごとに並べています。Otter.aiのほうが優れている点も書いています。